リラクゼーションを実施する際、単に緊張を弛めさえすれば良いわけではないと考えております。
無理やり緊張を弛めることが可能かどうかはまた別な話としても、様々な配慮が必要であるということです。
ここに来ると、なぜか落ち着いてリラックスできる
リラクゼーションには技術が必要ですが、その技術とは非常に花の広い技術のことを指します。
ここでは敢えて技術と呼びますが、例えばそれは「距離」はどうでしょか。いきなり近い距離で直ぐ様にはじめるのは、脅威を感じるのではないでしょうか。
初めてお越しになった方なら尚更丁寧な説明が必要
一体これから何を、どのように進めようとしているのか、痛くはないのか?などなどと、特にはじめての場合には心配に感じて当然のことです。
敢えて技術と申しましたが、もうはじまっているのだと考えております。
とにかく弛めるだけで良いのならば、とにかくうつ伏せになってもらい、すぐに実施すればよいわけですが、これには不快な感じを覚えるのではないでしょうか。
コース料理など食べに行ったならば、いきなりメインディッシュが出ることはありません。
それだけ食べさせられても、コース料理を満喫した満足感とは程遠いものになると思います。
脅威を排除した時空間
臨床心理的な観点からの発想は、やはり安なあ空間であることです。これは心理カウンセリングで非常に大事にされていることでもありますが、リラクゼーションを行う場合も同様です。
例えば、リラクゼーションに脅威を感じる瞬間とはどういうことなのでしょう。
痛い・苦しいなどは想像が付きやすいものです。リラックスするには、体を弛めると聞いた時、体育の授業でやったような柔軟やストレッチを想像する人もあるかもしれません。中には二人組になり、覆いかぶさるように無理につま先と指先が付くまで終われないようなものも見たことがあります。
ですが、リラクゼーションの場合はトレーニングではありませんから、「できなければならない」というスタンスは排除しているのです。(当然トレーニングを否定しているのではなく、別な事を行っているという意味です)
細かい所では、臭いや温度などにも気をつかう
又、臭いや温度も時に不快な感覚を導いてしまいます。完全にはコントロールできないこともあるのですが、常識的な範囲の事は心がける必要があります。
コロナの副産物か、換気をする機会が増えたのは良い事でしょう。
まとめ
脅威を極力緩和し、安心していられる場所であることが、リラクゼーションのポイントの一つです。