勉強会の会場づくり

勉強会会場作り 対人援助職のストレスにまつわること

ストレスケアの勉強会を開催する時、「会場づくり」も一つのポイントになると考えています。

どのような会場準備をすれば良いのでしょう。

会場づくりについて

会場によって、実施できる方法が変わってきてしまうという現実があります。

そのため、練習段階で会場の事まで思いめぐらせておく必要があります。

うつ伏せの方法をたくさん練習したのに、当日は椅子だったなどという場合があるのです。

和室が使える場合

和室

和室はリラクセーションを実施するには非常に使い勝手の良い会場です。

椅子を置くと畳が傷むので、椅子に座っての方法が実施できないというデメリットはあるでしょうか。

会議室タイプの硬い床

体育館の床のような硬さの部屋があります。

この場合には、床にうつ伏せの態勢をとることが困難です。

もしそれでもうつ伏せになるならば、マットを準備する必要があります。

本格的なマットは一枚1万円以上するため現実的ではないとお感じになられるでしょう。

その場合、ホームセンターで販売されているようなマットを使用した経験があります。

ちょうど子供がいるお宅で遊び場に使われているような、柔らかいマットです。

30枚ほど購入してみてはどうでしょう。下記は茶色ですが、もっとリラックスにふさわしい色が見つかるかもしれません。

マット

この場合、準備に労力を要します。また、保管場所にも苦労することになります。

また、会議室に机が所狭しと並んでいたらどうでしょう。

リラックスするのですから、もし机を並べたままにするにせよ、少しは空間をゆったりもたせたいものです。

また、本格的に机を片付ける場合、一人の力では大変な事です。しかしながら忙しい現場において誰かに手伝ってもらえるのかどうか、これは難しい所です。

柔らかい床の部屋もある

柔らかい床の部屋

同じ会議室でも、柔らかい床で仕上がっている部屋があります。カーペットが敷いてあるようなタイプです。

この部屋では、マットはなくとも実施可能です。

その際、シーツやブルーシートなどで床を覆えば衛生面はクリアできます。

上記写真のような部屋ならば、一人で設営も可能かもしれません。しかし無理はしない事です。

椅子の形状

リラクセーションを実施する際、椅子を利用するならば、椅子の選定によってもリラックス度と関係する可能性があります。

例えば、10分程椅子にもたれ掛かってリラックスするような場合、その椅子の足が不安定でグラグラするのはいかがなものでしょう。あまり贅沢は言えませんが、なるべく新しい椅子を揃えたいものです。ましてや、椅子の錆がささくれのようになって擦り傷を負ってしまうようなことは避けなければなりません。これはリラックスとは真逆の体験になります。

背もたれの無い椅子

背もたれの無い丸椅子

この対応の椅子は重宝されます。例えば、ペアリラクセーションで肩を弛めようとしたとき、背もたれやアームがあると動きが取りにくくなってしまいます。

その他

その他、工夫を凝らして、なるべくリラックスにつながりやすい空間を構成します。

まだコロナ対策も欠かせないでしょう。

ネームプレート

参加者同士が名前を知っているなら必要ありませんが、ペアになった人をなんと呼べばいいのかわからない状況を避けるため、名字程度わかるしておくのはどうでしょうか。

その場合、大げさなネームプレートを作るのも悪くはないですが、体も動かすため、実際的にはガムテープのようなものに直接文字を書いて、貼り付ける方法があります。

あまり美しくない、と抵抗を覚える人もあるかもしれませんので、運営者側の好みになります。

感染対策

職場内、ましてや病院内ともなれば、感染対策を徹底せねばなりません。そもそも、集団開催自体が不可能なこともあります。

まとめ

  • 会場はシンプルに、最小限の力で作り出せるくらいの規模にする。
  • 可能な限り椅子にも注意を払う
  • その他の工夫を加える
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