身内から肩を揉め!などと言われた経験を持つ方は多いのではないでしょうか。
親子でもよくありそうなことです。
そんな時、肩の揉み方を知っている人はいたのでしょうか。
だいたいは形だけの肩もみになっていたのではないでしょうか。
ペアで行うリラクセーションは家庭でも、職場でも活用できる
看護師のリラクセーション法の項でも触れましたが、リラクセーション法を身に着けておくと、セルフケアに留まらず他者の援助に活用できます。
一人でリラクセーションを学んでいくと、いつか必ずといっていい程、肩甲骨の辺りに圧を加えて欲しいなどと感じるものです。
つまり一人では肩甲骨を弛められなくとも、誰かがそこを押してくれたらそれを手掛かりに弛めることが可能であるからです。
手順
例えば、当オフィスのリフレッシュセッションのような手順なら、20分弱のプログラムです。
これを交代で行った場合には、40分程度の所要時間になります。時々であれば可能な時間と言えるでしょうか。
概ね、腰から首、顔を弛める方法です。
ある刑事ドラマの同棲カップルのペアストレッチ
某国民的人気の刑事ドラマを観ていると、同棲カップルがペアストレッチを行っていました。
これは、共働きでお互い疲れていることを認識し合ってのことだったようです。
このストレッチの部分をリラクセーションに置き換えようというのがペアリラクセーションです。
これは夫婦や家庭に応用できるでしょう。
共働きが増えている時代に必要とされているのかもしれません。
職場
職場でも同様の事が可能です。
しかしこれには、ある程度まとまった時間を要しますので企画を練るところが味噌になるかもしれません。
職員研修の場でそのような取り組みも多々行われています。1時間の枠では内容によっては足りないかもしれません。シリーズにして行うのも手ですし、慣れたら短時間で済むものもあります。
パートナーを酷使してはいけない
これは倫理的な話になりますが、「あいつはいいのを覚えて来たから毎日やらせよう!」などと自分の肩を軽くするため、自分の都合だけを考えてパートナーを酷使させるようなことがあってはなりません。
これは正当な活用法とは言えません。
学校でも、家庭でも職場でもこの点には留意する必要があります。
また、酷使する意図などなくとも「私の方が疲れてる!」、「手を抜いてるでしょ!」などと不公平感を生み出す可能性があります。この辺りの事は導入にあたってよく工夫する必要があります。
ただし、リラクセーションの手技は、大きな力で押したり揉みほぐすわけではありませんから、その点は不公平感が生まれにくいと言えるでしょう。