今回は教職員のストレスに注目しました。
教職員の休職状況が発表されています。
予てより、教職員の労働状況は度々テレビやネットの報道にも取り上げられていました。
教職員のストレスについて
いつもニコニコしていた先生を何人も覚えていますが、あの笑顔の背景にはたくさんのことを背負っていたのでしょうか。
それとも、年々の忙しさの中で、段々とニコニコしていた先生も減っていってしまったのでしょうか。
人手不足も深刻
少子高齢化を背景に、団塊の世代が一斉退職すると教職員の世界でも人手不足がやはり深刻化しています。
どのくらい不足しているのか、一つには3112名程の未配置があるというデータがでています。
参考サイト:TBS NEWS DIG Powered by JNNより
この報道によると、全日本教職員組合などの発表をまとめ、深刻な教員不足の現状を述べています。
こちらでも教職員のメンタルヘルスについて言及されています。
参考サイト(動画):令和5年度教文研教育シンポジウム(全日本教職員連盟)
子供にまつわる法律や保護者、捉え方など様々な変化があった
学校は社会の縮図という表現があったように記憶しています。
社会がこれほどまでに流動している中、学校はその反動を直接的に受けているのではないでしょうか。
例えば、「国際化」などと謳い始めたためか小学校で英語を教えるようになりました。
一体どんな風な授業が行われているのか想像もつきませんが、どなたかの先生は英語を必死で勉強し直したのではないでしょうか。
その他、プログラミングもはじまったと聞きますし、コロナに関連してオンライン授業なるものまで急速で導入されました。いつか黒板も使わなくなるのでしょうか。
なにより各種コンプライアンス遵守は教育の世界を一変させた可能性があります。
聖域なき働き方改革?
日本全体として働き方改革が促進されていることは確かですが、教職員の世界では、何度も報道にもなるように、それとは逆行する話を度々耳にします。
データには現れない残業などは山のようにあるのでしょう。
部活顧問の問題は記憶に新しい所です。
残業は概ね、良い方には向かないというデータが示されております。(全部画一的に考えられる事ではないとは思いますが。)
昔いつもイライラしていた先生もたくさんいましたが、もしかして残業に圧迫されていたのでしょうか?
教育の複雑化
社会の変動を顧みただけでも、教育は年々複雑化しているはずです。
保護者の存在感
予てよりPTAは存在感をもっていましたが、以前よりも保護者との連絡頻度は増えていると想像しています。これは各種通信技術の変化も一つの要因であるとは思いますが、もっと広範な事情が想像されます。
休職状況
令和4年度公立学校教職員の人事行政状況調査によると、教職員の休職理由は、「精神疾患」で6539名であった。過去最多となっています。
まとめ
教職員は、子供からすれば確実な存在として映ってきたかもしれません。
そうあるべきという主張が大半ではあると思います。
なにしろ22歳で先生と呼ばれるのですから、そこには猛烈なプレシャーを感じます。
一方、ださいところを見せてくれた先生もたくさんいたように記憶しています。
実は、そこから学んだこともはかり知れないものでした。