ストレスは非常に幅の広い概念です。
ストレスが・・・と日常会話で登場しますが、その中に例えば音や気温も意識されるでしょう。その他物理ストレスと呼ばれるものはストレスとしてはあまり認識されにくいものですが広い意味では立派なストレスなのです。
精神的な事との兼ね合いが深いイメージの人が多いかと思います。
パソコン作業は当然ストレスであり、場合によっては手足も冷える
医師のような説明はできませんので、誤解のないようにしていおきたいと思いますが、心理士の立場から書いています。
つまり、パソコンでキーボードを打つような動きや、長時間の同じ体制、さらにそこにエアコンの風など直接あたったりする環境は非常にストレスフルです。
エアコンの風にさらされて体が芯まで冷えるイメージはつきやすいかと思います。
パソコンの場合はどうでしょう。
ストレスを受けた時、我々の末梢血管は収縮し血流にも影響するとされています。
これが長時間続くと、体の末端である手足に血が巡りにくくなるためというところが冷えとつながっているようです。(その他にも様々な要因があるようです。下記サイトは医師の監修とありますので参考にしました。)
指がパきパキになった経験はある
冷えは感じずとも、指がパキパキになったことはあるかもしれません。
しかし、指を意識することはあまり多くの人はなじみがない所でしょう。
こんなときにリラクゼーションを行ってみると、仮に左手だけ弛めた時、今度は右手の緊張に気づくことになるかと思います。
また、リラックス後によくあることでは、ポカポカ感です。あの感覚はもしかすると血流がよくなった結果もたらされた温感かもしれません。
デスクワーカーは屋外労働とは異なる負担を受けている
事務仕事を選ぶ一つの理由に、体力に自信がないとか負担をかけたくないなどの事情を挙げる人があると思います。
確かに肉体労働のような負担は極端に少なくなりますが、デスクワーク特有の「ストレス」は軽視できないようです。ストレスも体に不調を及ぼすのです。
思い起こしてみると、デスクに肩たたきのような健康グッズを揃える人、やたら着込んでいる人、加湿を欠かさない人、座布団を敷く人・・・・などなど様々な工夫をしている様子があります。
これはつまり、デスクワークの過酷さを表現しているといえるでしょう。
椅子に座り続けたなら、お尻に床ずれのようなものができますし、乾燥もあります。
中には手足の冷えを感じていた人もあったのでしょう。一時足湯が非常に流行りましたが、足に冷えを感じていた人もそれを手伝っていたのかもしれません。現代人は、地味にしかし多量に長期的に人知れずストレスを蓄積しているようです。
まとめ
リラクゼーションのイメージからすると、やはり肩や背中へのアプローチが想像されやすいと思います。
足先や指先というのはどうにもすぐにイメージされにくいと思います。
ですが、これらへのアプローチも意義深いと感じております。
対人援助職もまたパソコンと向き合う時間が長い職種と言えます。
リラクゼーションがセルフケアになる可能性もあるのではないでしょうか。